【ひふみんEYE】羽生九段2日目はいいところなし やはり将棋は攻めの可能性ないと面白くない …進した。 本紙「ひふみんアイ」でおなじみ、加藤一二三・九段(83)が対局を振り返ります。 ◇ ◇ ◇ 羽生九段にしては珍しく、穏や… (出典:日刊スポーツ) |
|
羽生九段にしては珍しく、穏やかな指し回しでしたね。初日の午後、4筋の歩を成り捨て、再度垂らした後に長距離砲の角を打ち込むとか、封じ手前に右金を4筋ではなく6筋に回して、飛車を4筋に回すとかなかったでしょうか。次の歩成が強烈ですから。初日は見応えのある攻防でしたけど、2日目はいいところがなかったです。やっぱり、将棋は攻めの可能性がないと面白くありませんよ。
負けはしましたが、今局で採用した雁木はもう1回使えるでしょう。楽しみのある将棋でしたから。第4局は先手番。まだ披露していない戦法も含め、どんな手を繰り出してくるか。巻き返しに期待しましょう。
藤井王将は非の打ちどころのない勝ち方でした。相手に粘る余地を与えていないし、仕留め方も言うことなしです。特に敵陣の6筋に角を打ち込んでからは、玉の脱走も含めて対応に忙しい羽生九段に比べ、余裕を持って戦えたと思います。
ひそかに楽しみにしているのは、2月1日のA級順位戦8回戦(永瀬拓矢王座戦)です。藤井王将は後手ですが、名人挑戦に向けて大きな関門となります。同じ後手番の王将戦第4局もにらんでどんな戦い方をするのか。指し回しに注目しています。(加藤一二三・九段)
(日刊スポーツ)
負けはしましたが、今局で採用した雁木はもう1回使えるでしょう。楽しみのある将棋でしたから。第4局は先手番。まだ披露していない戦法も含め、どんな手を繰り出してくるか。巻き返しに期待しましょう。
藤井王将は非の打ちどころのない勝ち方でした。相手に粘る余地を与えていないし、仕留め方も言うことなしです。特に敵陣の6筋に角を打ち込んでからは、玉の脱走も含めて対応に忙しい羽生九段に比べ、余裕を持って戦えたと思います。
ひそかに楽しみにしているのは、2月1日のA級順位戦8回戦(永瀬拓矢王座戦)です。藤井王将は後手ですが、名人挑戦に向けて大きな関門となります。同じ後手番の王将戦第4局もにらんでどんな戦い方をするのか。指し回しに注目しています。(加藤一二三・九段)
(日刊スポーツ)
【【”ひふみん”が斬る】加藤一二三九段は王将戦第3局をどう見たか!!~~~。】の続きを読む