将棋の楽しさを多くの人に知ってもらおうと仙台市でトップ棋士たちによる公開対局が行われました。

このイベントは日本将棋連盟が１１月１７日の「将棋の日」にちなんで毎年開いていて、ことしは１１日と１２日の２日間、宮城県で初めて仙台市で開かれました。
会場にはトップ棋士が一堂に集まり、代表して日本将棋連盟会長の羽生善治九段が、集まった約４５０人の将棋ファンに対し「コロナ禍もあってリアルのイベントを延期していたが、今回直接会える機会ができてうれしい。みなさんに楽しんでもらえるよう東北出身やゆかりの棋士が全力を尽くすのでよろしくお願いします」と呼びかけました。
このあと次の一手に何をさすかを会場の人が予想する、「次の一手名人戦」で羽生九段と森内俊之九段が対局しました。
会場の人たちは羽生九段と森内九段が次の一手に何をさすか、会場内に提示された３つの答えの中から選び、正解が発表され、予想が当たると会場は歓声に包まれました。
仙台市の小学６年生の男の子は、「多くのプロ棋士の人たちに会える機会がなかなかないのでうれしい。羽生さんの戦法を見習って将棋に生かしたい」と話していました。
（nhk.or.jp)